こんにちは、にょりです!
皆さんは筋トレをしているときに、何かトレーニングギアは使用されていますか?
そもそもトレーニングギアという言葉自体に聞き覚えがない方もおられるかもしれないので説明しておきますと、腹部に巻きつけて腹圧のサポートをするトレーニングベルトやダンベル、バーベルなどのグリップに巻きつけて握力を補助するリストストラップのようなウェイトトレーニングを補助するアイテムのことをひとまとめにしてトレーニングギアと呼んでいます。
このトレーニングギア、あるとないとではトレーニングの質が大きく変わってくるものもあります!(筋肥大目的での筋トレの場合はとくに!)
ごちゃっとした上の写真は僕がこれまでに購入したトレーニングギアの数々で、もちろん今もバリバリに使っているものもありますが、一方で買ってはみたもののあまりしっくりこずに使わなくなってしまったものもあります。
今回はそんな僕が実際に使っているトレーニングギアを紹介しながら、それぞれのアイテムがトレーニングにおいてどういったメリットを与えてくれるのかを解説していこうと思います。
それでは、さっそくいってみましょう!
- 握力補助があるとなしでは大違い! - リストラップ&パワーグリップ
- 腹圧を高めて高重量でも腰への負担をなくそう! - パワーベルト
- 必須ではないけど怪我の予防に! ‐ リストラップ(おまけにグローブも)
- まとめ
握力補助があるとなしでは大違い! - リストラップ&パワーグリップ
まずは定番のアイテムから紹介していきましょう。
一般にリストストラップと呼ばれるこのアイテムは、輪っかにした部分に手首を通してきゅっと締めつけ、残ったベルト部分をバーベルやダンベルのシャフトにぐるぐると巻きつけることでしっかりとホールドし、あとはベルトがシャフトからほどけないように握りこむだけで手首とシャフトを固定してくれるという優れものです。
基本的にはプル系の種目で用いることが多く、高重量でのデッドリフトやベントオーバーロー、ワンハンドローなどでは必須と言っても過言ではないでしょう。
また、ラットプルダウンやシーテッドローなどのマシントレーニングでも十分に活躍してくれますし、とにかく握力の介入を排除したい場合はサイドレイズなどのレイズ系の種目をやる際に使うのも悪くはありません。
では、どうして握力を補助する必要があるのでしょうか?
まず単純に、デッドリフト、ベントオーバーロー、ワンハンドローなどの比較的高重量を扱う種目については、これがないと効かせたい部位(まあ背中ですね)よりも先に腕が疲れてしまってレップ数やセット数に影響が出てきてしまいます。
とくに僕の場合はデッドリフトなどは100kgを超えてきたあたりから素手で連続5レップ以上やると握力が先にへたばって持ち上げられなくなってしまうので、握力補助系のギアは必須となります。
また、握力を使うということはそれだけ腕の力を使っているということですから、とくにトレーニング初心者の場合はそのせいでプル系の種目が腕にばかり効いてしまい、肝心の背中に刺激を与えることができなくなってしまうということもあり得ます。
効率よく背中に刺激を与えるためにも、握力の補助は必須ということなんですね!
こちらの商品は値段も安くてホールド力も十分なので、まずはこういった安価でかつ実用性のあるものから手をつけていくのが賢い買いかただと思います。
次に紹介するのはこちらのアイテムです。
僕が使っているのはG1H1というメーカーのパワーグリップになるのですが、現在は在庫切れになっているので、おそらくもっとも定番で使用者も多いであろうゴールドジムの製品を紹介しています。
こちらも基本的にはリストストラップと同じ役割を果たしてくれるのですが、ストラップと違ってぐるぐると何重にも巻きつける必要がなく、またマジックテープで手首に固定するタイプなので、手首への巻きつけが甘くてうまくホールドできなかったという心配もありません。
要するにリストストラップの「シャフトに巻きつける手間」の部分をものすごく簡単にしてくれたものと思っていただければ良いかと思います。
また、その手軽さゆえにダンベルでのサイドレイズなどの種目などにも気軽に使用できるというメリットもあります。
上で紹介したゴールドジムのパワーグリップはレビューでの評価も上々ですが少し値が張るというデメリットもあるので、個人的にはもう少しグレードを落としてもいいかなと思います。
ただ、安いものはグリップ力が甘かったりベロの形状が悪くて使いにくかったりとまさに安かろう悪かろうという感じなので、購入の際はそのあたりもちゃんと考えていただいたほうがいいでしょうね。(その点、G1H1の商品はベストだったのですが…)
こちらは僕が実際に購入したけどすぐに使わなくなった製品です。
グリップ力がいまいちなことに加えてベロに使われている皮が分厚い上に堅く、僕の手にはサイズ的にも大きすぎると何とも残念なアイテムでした。(個人の感想です)
ちなみに現在はもっぱらパワーグリップを使っています。
高重量ではリストストラップを使う人も多いですが、僕の場合はデッドリフトでもせいぜい120kg程度なのでまだまだパワーグリップで大丈夫だろうといった感じですね。
腹圧を高めて高重量でも腰への負担をなくそう! - パワーベルト
ウェイトコーナーがしっかりしているジムに行ったことある人ならこの手のベルトを目にしたことがあるのではないでしょうか。
これはたまに勘違いして腰に巻きつけている人もいるのですが、正しくはお腹(おへその高さ)の周りに巻いて腹圧を高めることで、高重量でのスクワットやデッドリフトのときに腰への負担を減らしてくれるものになります。
また、体幹が支えられることで動作が安定しますので、僕の場合は単純に扱える重量が上がったりすることもあります。
これはひょっとしたら腰への不安がなくなるという精神的な安心感からより強い力を発揮することができているのかもしれませんね。
たまに体幹を鍛える目的であえてベルトをしないといった趣旨の話をする人を目にすることがあるのですが、僕としては体幹の強化は体幹の強化でそれに的を絞った種目をするべきだと思いますので(アブローラーとか)、やはりまずは怪我を予防するためにも高重量でスクワットやデッドリフトをやるようになったら必ずベルトを着用するべきだと思います。
怪我をしてから後悔しても遅いですからね。
僕は先に紹介したピンタイプのベルトも所持していますが、現在はこちらのフックバックルのベルトをメインに使っています。
僕が実際に使っているのはG1H1の製品で値段も当時の価格で15000円ほどとそれなりにしたのですが、現在は似たような製品が10000円以下で買えるので気になった方はチェックしてみてもいいかもしれません。
もしもう少しお金を出してでも本格的なものが欲しいとお考えの人は、SBD社のレバーアクション式のベルトを購入するという選択もあります。
パワーベルトは長くつきあうアイテムになりますし、その上で最終的に行き着く先はこのSBD社の製品になる可能性は極めて高いので、安いものから徐々にランクアップしていくよりも最初からこちらのほうを購入したほうが結果的に安くつく可能性もありますね。
必須ではないけど怪我の予防に! ‐ リストラップ(おまけにグローブも)
こちらはシンプルに手首に巻きつけるだけで手首をがっちり固めて保護してくれるリストラップというアイテムです。
主にベンチプレスやショルダープレスのときにバーベルとダンベルの重量に手首が負けてしまわないようにするために使います。
僕はベンチプレスの際に少し手首を寝かせ気味にしたほうが力が出るため、リストラップでしっかり固定することで手首への負担を軽減しています。
また、ダンベルでのショルダープレスなどでは高重量になってくると手首のブレがそのまま重心のブレにつながり、下手をするとそのまま手首だけでなく肘や肩を捻ってしまう可能性もありますから、このときもリストラップでしっかりと手首を固定します。
リストストラップやパワーグリップと比較すると直接的に補助するタイプのアイテムではないため、手首に不安のない人はとくに必要なアイテムではないかもしれません。
ただ、僕は筋トレとは無関係な事情で腱鞘炎になったときなども、このリストラップを堅めにまけば普通にトレーニングをすることができてしまうので(あまりオススメできることではありませんが^^;)、あったらあったで確実に役に立つとは思います。
こちらはあまり本格的に筋トレをするつもりはないけど、夏に水着になったときに見栄えする体になりたいなぁくらいの気持ちで筋トレしている人にオススメの品です。
手のひら側にゲル状のプニプニがあってグリップ力を強化してくれる上、手首側に少し長めのベルトがついていて、きつめにまくことである程度は手首を固めてくれます。
また、筋トレ初心者の方にとってはバーベルやダンベルのシャフトを握ったときに手のひらが痛くなってくるという問題もあると思います。(僕も最初はそうでした)
トレーニンググローブはそういった面もフォローしてくれるので、手のひらの保護とグリップ力の強化を同時に行える便利なアイテムといった認識で良いかと思います。
ただ、見た目さえこだわらなければ軍手で概ね代用できる点は内緒です^^;
まとめ
僕が最初に買ったトレーニングギアはリストストラップでした。
これは単純にデッドリフトで握力がもたなくなってきたので、トレーニング強度を高めるためにも必要不可欠だと判断したからです。
そのあとにパワーグリップも買ってみたのですが、最初に買ったking2ring社のほうは正直なところ失敗でしたね。
現在はもっぱらG1H1社のパワーグリップを使っています。
もしパワーグリップを購入される場合は、革製のものよりもラバー製のほうがグリップ力が強くてよいのではないかなと思います。(個人の感想です)
次にG1H1社のフックバックルのパワーベルトを購入しました。
トレーニングベルトに関してはジムによっては貸し出し用のものが置いてあるところも多いと思うのですが、僕の行っているジムはいつも争奪戦で体にフィットしたサイズのベルトを確保することが困難なこともよくあったんですね。
なので、もともとデッドリフトが好きだったこともあって、しっかりと腹圧を高めてくれそうな分厚いパワーベルトをチョイスしたというわけです。
その後に普通のトレーニングベルトも買ってみたのですが、ピンタイプのベルトはやはり着脱が面倒だったので、結局はあまり使わずに埃をかぶっています^^;
最後に買ったのはリストラップです。
これはベンチプレスの重量がなかなか伸びないので藁にもすがるつもりで手を出してみたのですが、結局のところベンチプレスの重量は更新できませんでした。
ただ、これを使うようになってから明らかに手首の負担が減ったので(それまではベンチのあとは必ず手首が痛くなっていたので)、今では必須アイテムとなっています。
トレーニングにおいて怪我の予防は決して無視できない重要な要素ですから、手首に不安のある方は一度お試しになられてもいいかもしれませんね。
ちなみにトレーニンググローブはトレーニングをはじめて2年目くらいまでは使っていたような気がするんですが、いつの間にか使わなくなりました。
というわけで、ここまで僕のトレーニングギア遍歴と実際に使ってみた感想などを書きまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
トレーニングギアは必ずしも必須のアイテムというわけではありませんが、上手に利用することでトレーニングの効果を何倍にも引き上げることができるものであることは間違いありません。
とくにプル系の種目においてリストストラップすら持っていないというのは何処かで必ず握力の壁にぶつかりますから(パワー系志望ならまた別ですが)、まだ持っていない人もいつかは購入を検討する時期が来ると思います。
今回は僕が実際に使っているものやそれに近しいものを紹介しましたが、世の中に存在するトレーニングギアは安いものから高いものまでまだまだたくさんあります。
皆さんにもそれぞれ好みや予算など様々な都合があるでしょうから、購入の際はよーく考えて、できるだけ長く使えるものを選ぶようにしましょうね!(僕は結構失敗してますが^^;)
それでは、長くなりましたが今回はこの辺で!